
祝日の短縮営業や数日間の休みは、日付ごとに設定できます。その際は、Googleビジネスプロフィールの「特別営業時間」を使います。普段の営業時間を書き換える必要はありません。代わりに、対象の日付ごとに営業・休業を指定します。Google公式ヘルプ
ただし、Googleマップの更新だけでは不十分です。自社サイトや予約ページに古い時間が残ると、お客様は判断に迷います。この記事では、設定の選び方から媒体間の照合、営業再開後の確認までを整理します。主な対象は、決まった営業時間でお客様を迎える店舗です。一方、主たる営業時間を指定すべきでない業態もあります。例えば、完全予約制の事業やホテルなどです。該当する業態は、別のガイドラインを確認してください。業態別の営業時間ガイドライン
公式情報確認日:2026年9月16日。画面や仕様は変更される場合があります。
まず、通常の変更か、その日だけの変更かを分ける
まず、「臨時休業」という言葉の範囲を確認します。日常の告知とGoogleの設定項目では意味が異なります。そのため、最初に変更の期間を確認しましょう。1日だけの休みに、すべての営業を止める設定を選ばないためです。
| 店舗の状況 | 確認する設定・対応 |
|---|---|
| 毎週の開店時刻や定休日が変わる | 通常の営業時間を更新する |
| 祝日だけ短縮する、1〜6日間連続で休む | 日付を指定する特別営業時間を使う |
| 8日間以上休む、再開日が未定 | 臨時休業の設定を確認する |
| 7日間ちょうど休む | 公式ヘルプに境界の不一致があるため、下記注記を確認する |
| テイクアウトなど、サービスによって利用時間が異なる | 対象サービスの「営業時間の詳細」を確認する |
| 季節限定で営業し、オフシーズンに休む | 営業期間の通常時間と、オフシーズンの臨時休業を分ける |
通常の曜日別設定は営業時間の編集、サービス別の設定は営業時間の詳細、季節営業はビジネス情報のガイドラインに基づきます。
7日間ちょうど休む場合の注意点
ただし、7日間ちょうどの休業には注意が必要です。確認時点で、特別営業時間の説明は「6日間まで」と「7日間以上」を境界としています。一方、臨時休業の説明は「7日間以下」と「8日間以上」を境界にしています。本記事では一方を確定ルールとして扱いません。そのため、設定時に両ページの最新表記と管理画面を確認してください。それでも判断できない場合は、Googleのサポートに確認しましょう。
移転するときは住所の更新を確認する
なお、移転は休業とは別の手続きです。同じビジネスが新しい拠点へ移る場合があります。この場合、Googleは既存プロフィールの住所更新を案内しています。単に移転することだけを理由に、新しいプロフィールを追加しないようにしましょう。重複するプロフィールと所有権の問題
特別営業時間を設定し、お客様側の表示を確かめる
まず、管理する店舗のプロフィールを開きます。次に、「プロフィールを編集」から「営業時間」へ進みます。続いて、特別営業時間の編集で日付を選びます。その日の営業時間、または終日の休業を指定して保存します。なお、通常どおり営業する祝日も予定を確認しておきましょう。お客様への案内が明確になります。ただし、特別営業時間の表示には前提があります。営業時間の設定で「決まった営業時間で営業している」を指定してください。設定手順の詳細
入力前には、次の三つを手元に用意してください。
- 対象の店舗名・支店名と変更日
- その日の開店・閉店時刻、終日休業かどうか
- 通常営業に戻る日と、情報を確認した担当者
保存後に公開画面を確認する
次に、お客様側の表示を確認します。保存したあとに見るのは、管理画面だけではありません。Google検索やGoogleマップで対象店舗を開きます。そして、お客様側の画面で日付と時刻を照合します。まだ反映されていない場合は、入力内容と保存状態を確認します。つまり、表示を確認するまでは完了扱いにしません。
また、昼にいったん閉店する店舗は休憩時間にも注意しましょう。休憩を含む一続きの時間として見せないことが大切です。通常の営業時間では、一日の営業枠を分けて登録できます。休憩時間の設定方法
営業時間の変更は「更新票」一枚で管理する
ここからは、更新漏れを減らすための実務上の提案です。新しいシステムを導入する必要はありません。まずは、変更内容と担当を一枚の表にまとめます。
まず店舗責任者が正しい予定を確定し、それを元に各媒体を更新します。急な休みの場合も、同じ日付・時刻を参照できるようにします。これにより、担当者ごとの告知の食い違いを防ぎます。

| 更新票の項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 対象 | 店舗名・支店名・該当ページのURL |
| 期間 | 変更日、変更後の時間、通常営業に戻る日 |
| 確定情報 | 責任者、確定日時、最終受付などの補足 |
| 更新先 | Googleビジネスプロフィール、公式サイト、予約サービス、公式SNS |
| 実施記録 | 媒体ごとの担当者、更新日時、公開画面を確認した日時 |
| 残件 | 反映待ち、外部媒体への修正依頼、再開後の確認予定 |
予約ページと店舗ごとの例外も照合する
Googleビジネスプロフィールと公式サイトは重要な案内先です。お客様が直接確認するため、両方を更新しましょう。また、予約サービスの設定も確認してください。休業日に予約できる状態が残っていないかを調べます。SNSは告知に使い、詳しい日程を掲載した公式ページへつなぎます。
複数店舗では、「全店共通」と「店舗ごとの例外」を分けて記録してください。本部の営業時間を各店へ一律にコピーする方法には注意が必要です。なぜなら、営業日の異なる店舗まで同じ案内になるためです。
自社サイトには、店舗名・日付・再開予定を文章で残す
公式サイトでは、対象店舗と利用できる日を伝えます。つまり、読んだ人が来店予定を判断できる案内にします。例えば、「本日は休業」だけでは対象日が分かりません。「しばらく短縮します」も、後から読む人には不明確です。
例えば、次のように書きます。書式を示すための架空例です。実際の店名・日程・連絡先へ置き換えて使ってください。
店舗A:2026年10月5日の営業時間変更のお知らせ
店舗Aは、2026年10月5日の営業時間を10:00〜16:00に変更します。通常は10:00〜19:00です。10月6日から通常の営業時間に戻ります。ご来店前のお問い合わせは、当店の公式問い合わせ窓口をご利用ください。
情報更新日:2026年9月16日
再開予定と古い告知の扱いを決める
一方、休業の場合は、その日に利用できないことを明示します。あわせて、分かっている範囲の再開予定を書きます。再開日が未定なら、未定と明示し、次の案内を掲載するページを示します。確定していない再開日を約束しないようにしましょう。
お知らせ画像を使う場合も、同じ重要情報を本文のテキストに記載します。また、店舗詳細ページから最新のお知らせへリンクします。一方、古い告知には終了した案内と分かる表示を添えます。必要に応じて、現行情報へのリンクも付けましょう。こうすることで、過去の案内を現在の営業時間と誤解しにくくなります。
SEO・LLMO・AIO・MEOでは、何を整えることになるのか
営業時間の整備は、お客様が来店できる条件を正確に伝える仕事です。検索やAIへの対策でも、その目的を変える必要はありません。
SEOとLLMOでは対象と日付を明確にする
まず、SEOでは最新の案内へたどれる導線を整えます。そして、日付と営業時間をテキストで読める状態にします。
また、LLMOでは店舗名・対象日・変更内容を一緒に書きます。文章の一部だけを読んでも、対象が分かるようにするためです。ただし、AIの回答が必ず修正されるという意味ではありません。
AIOとMEOでは正確な情報を保つ
次に、AIOについて確認します。Googleは、AIによる概要やAIモード向けの専用ファイルを求めていません。また、専用の構造化データも不要と説明しています。そのため、重要情報をテキストで示すことが基本です。構造化データを使う場合は、表示内容と一致させます。GoogleのAI機能とウェブサイト
MEOでは、特別営業時間を含むプロフィール情報を最新に保ちます。ただし、ローカル検索の表示には関連性・距離・知名度などが関わります。したがって、営業時間の修正だけで順位や来店数は保証できません。ローカル検索結果についての公式説明
多言語での案内が必要な店舗は、訪日客向けの情報設計も参照してください。MEO運用全体の考え方は、MEO対策の本質にまとめています。
更新したあと、営業再開まで確認する
完了の基準は、お客様の見る案内と実際の営業予定の一致です。つまり、保存ボタンを押すだけでは完了しません。変更時に次の項目を確認し、再開後にも同じ場所を見直しましょう。
- Google検索・Googleマップの対象店舗と日付が正しい
- 公式サイトの店舗ページ、お知らせ、予約ページの時間が一致している
- 休業中の予約受付や、古いSNS固定投稿に矛盾が残っていない
- スマートフォンで日付・時間・問い合わせ先を読み取れる
- 再開後の通常時間と、終了した告知の扱いを確認した
さらに、運用の改善に向けて記録を残します。変更から確認完了までの時間と、情報の不一致件数を記録しましょう。あわせて、営業時間についての問い合わせ内容も残します。ただし、これらは店舗で記録する管理項目です。Googleが算出する評価点ではありません。まず同じ確認方法を続け、どの媒体で更新漏れが起きるかを見つけます。
よくある質問
SNSで休業を告知すれば、Googleマップも変わりますか?
自動で変更されることを前提にしないでください。SNSへの投稿と、Googleビジネスプロフィールの営業時間設定は分けて確認します。また、連携ツールを使う場合は、その対象を確かめます。営業時間の変更が含まれるかを確認し、実際の表示まで照合しましょう。
公式サイトを直せば、AIの案内もすぐ正しくなりますか?
即時の反映は保証できません。まず、管理できる情報を正します。それでも誤った案内が続く場合は、出典のページを確認してください。営業時間の変更作業と、AI回答の訂正確認は、別々に記録しましょう。
複数店舗なら、一店舗分の告知だけでよいですか?
対象店舗を明示してください。例えば、全店共通の場合は「全店」と記載します。一方、例外があれば店舗別に分けてください。各店舗のプロフィールと予約ページには、それぞれの営業予定を反映します。
店舗情報の更新が続かないときは、担当と確認先から整理する
まず、次の祝日や予定休業を一件選びます。そして、Googleマップ・公式サイト・予約ページを同じ更新票で確認します。一度の変更を最後まで追ってみましょう。そうすると、担当がいない媒体や確認漏れの起きやすい場所が分かります。
株式会社ナレッジホールディングスは、AI検索・MEO・SEOの支援を提供しています。店舗情報とWebサイトの案内を一緒に見直したい場合は、支援サービスの内容をご覧ください。お問い合わせの際は、対象店舗のURLと情報が食い違う箇所をお知らせください。これにより、課題を共有しやすくなります。
