商品購入時の検索行動 ─検索エンジン・AI・SNSの使い分けを311人に調査

自主調査レポート

商品購入時の検索行動 ─
検索エンジン・AI・SNSの使い分けを
311人に調査

2026年7月14日 公開|ナレッジ・エイチディー調べ|n=311

商品を買う前に、検索エンジン・AI・SNSをどう使い分けているのでしょうか。3つすべてを利用する20〜59歳の男女311名に、利用する順序と目的を聞きました。

■ 調査概要

調査対象
商品購入前に検索エンジン・AI・SNSの3つすべてを利用する20〜59歳男女
有効回答数
311名(男性 72.7%・女性 27.3%)
調査時期
2026年7月
調査方法
インターネットリサーチ
目次

SECTION 01情報収集の「流れ」は検索エンジンから始まる人が約半数

最も多い情報収集の流れを尋ねたところ、検索エンジンを起点にする人が合計46.0%と約半数を占めました。一方で、AIを最初に使う人も合計22.5%にのぼっており、今回の回答者には、AIから調べ始める人もいました。

46.0%
検索エンジンから情報収集を始める人の割合。
依然として「まず検索」が最大勢力。
Q1. 商品購入前の情報収集の流れ(n=311) 検索→AI→SNS 25.1% (78人) 検索→SNS→AI 20.9% (65人) AI→検索→SNS 16.4% (51人) AI→SNS→検索 6.1% (19人) SNS→検索→AI 6.4% (20人) SNS→AI→検索 4.5% (14人) 決まっていない 20.6% (64人) 検索エンジン起点(計46.0%) AI起点(計22.5%) SNS起点(計10.9%)
図1:商品購入前の情報収集の流れ(単一回答・n=311)

最多の順序は「検索エンジン→AI→SNS」でした。「決まっていない」も20.6%あり、全員が同じ順序で調べているわけではありません。

SECTION 02ツール別に見る「使う目的」の違い

各ツールを使う目的を聞きました。利用する順序と、利用目的は別の設問です。

■ 検索エンジン ─ 「網羅的な情報収集」がダントツ

Q2. 検索エンジンの利用目的(n=311) 情報収集(網羅的に知る) 40.5% 口コミ・評判確認 19.0% 比較・整理 13.5% 最終判断の補強 13.2% 雰囲気の確認 10.0% その他 3.9%
図2:検索エンジンの利用目的(単一回答)

検索エンジンでは「情報収集」が最も多い回答でした。口コミ確認を選んだ人もおり、用途は一つに限られていません。

■ AI検索 ─ 「情報収集」と「比較・整理」が近い割合

Q3. AI検索の利用目的(n=311) 情報収集(網羅的に知る) 28.0% 比較・整理 27.7% 最終判断の補強 14.2% 口コミ・評判確認 12.9% 雰囲気の確認 9.3% その他 8.0%
図3:AI検索の利用目的(単一回答)

AIでは「情報収集」と「比較・整理」が近い割合でした。どちらか一方だけに使われる、という結果ではありません。

■ SNS ─ 「口コミ・評判確認」と「雰囲気の確認」が高い

Q4. SNSの利用目的(n=311) 口コミ・評判確認 28.6% 情報収集(網羅的に知る) 28.3% 雰囲気の確認 13.5% 最終判断の補強 12.9% 比較・整理 10.0% その他 6.8%
図4:SNSの利用目的(単一回答)

SNSで最も多かったのは口コミ・評判確認でした。雰囲気の確認など、ほかの目的でも使われています。

SECTION 033ツールの役割を比較する

次のグラフは、前節の利用目的を横に並べたものです。各サービスの性能を比較したグラフではありません。

ツール別 利用目的の比較(%) 情報収集 比較・整理 口コミ確認 雰囲気確認 最終判断 40% 30% 20% 10% 0% 40.5 28.0 28.3 13.5 27.7 10.0 19.0 12.9 28.6 10.0 9.3 13.5 13.2 14.2 12.9 検索エンジン AI検索 SNS
図5:3つのツールの利用目的を横並び比較(単一回答・%)
40.5% 検索エンジン = 情報収集

情報収集を選んだ割合が最も高かったツールです。

27.7% AI検索 = 比較・整理

情報収集と比較・整理が近い割合で選ばれました。

28.6% SNS = 口コミ確認

口コミ・評判確認を選んだ割合が最も高かったツールです。

「最終判断の補強」は3ツールで近い割合でした。ただし、この結果から個人の購入経路を一つに決めることはできません。

SECTION 04クロス集計で見える「フロー別」の行動パターン

利用する順序ごとに、回答された目的を比べます。グループごとの人数にも注意して読んでください。

■ AIを2番目に使う人は「比較・整理」の回答が多い

AI検索の利用目的「比較・整理」の割合(フロー別) SNS→AI→検索 42.9% 検索→AI→SNS 39.7% 検索→SNS→AI 35.4% SNS→検索→AI 25.0% AI→検索→SNS 19.6% ※「AI→SNS→検索」は10.5%(n=19で少数のため参考値)
図6:AI検索で「比較・整理」を目的とする割合(フロー別クロス集計)

AIを2番目に使う2グループでは、「比較・整理」を選んだ割合が高い結果でした。実際に何を入力したかは調べていません。

■ SNS起点のグループで多かった回答

SNSの利用目的「口コミ・評判確認」の割合(フロー別) SNS→AI→検索 64.3% AI→SNS→検索 31.6% 検索→AI→SNS 29.5% AI→検索→SNS 27.5% 検索→SNS→AI 26.2%
図7:SNSで「口コミ・評判確認」を目的とする割合(フロー別クロス集計)

「SNS→AI→検索」のグループでは、SNSの口コミ確認が64.3%でした。検索で裏取りしたかどうかなど、個別の使い方までは確認していません。

SECTION 05回答者のプロフィールと「決まっていない」層の特徴

今回の調査回答者は20〜59歳、男性72.7%・女性27.3%の311名。年齢分布は25〜54歳に分散しており、働く世代の幅広い層をカバーしています。

回答者の年齢分布(n=311) 20% 15% 10% 5% 0% 5.8% 20-24 18.3% 25-29 13.5% 30-34 11.9% 35-39 12.9% 40-44 13.2% 45-49 15.4% 50-54 9.0% 55-59
図8:回答者の年齢分布(n=311)

居住エリアは南関東24.8%、近畿15.4%、北関東・甲信13.8%と都市部が多く、職業は会社員・団体職員が58.5%を占めます。世帯年収400〜800万円のボリュームゾーンで45.7%を占める、という回答者構成です。結果を一般の消費者全体に当てはめる際は、この偏りに注意が必要です。

■ 「決まっていない」層は情報収集特化

順序が「決まっていない」64名では、検索エンジンの利用目的として情報収集を選んだ割合が59.4%でした。購入を検討するどの段階にいるかは、この回答だけでは分かりません。

59.4%
「決まっていない」層が検索エンジンを
「情報収集」目的で使う割合(全体平均40.5%)

SECTION 06マーケティングへの示唆

今回は、検索エンジン・AI・SNSの3つすべてを使う人を対象に調べました。以下は、この層へ情報を届ける際の検討事項です。消費者全体が同じ使い方をしているという結果ではありません。

  • 検索から来た人が、商品の対象や条件を確認できるページになっているかを見ます。
  • 比較に必要な価格や仕様は、更新時期と適用条件を添えて説明します。
  • SNSで紹介した内容と、公式サイトの価格・販売状況が一致しているかを確認します。
  • 改善後の効果は、別途アクセスや問い合わせを計測して確かめます。この調査は施策の効果を測ったものではありません。

結果を利用するときの範囲

対象は3ツールすべてを利用する人です。消費者全体の利用率や、過去からの増減を示す調査ではありません。

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この記事を書いた人

道川内知のアバター 道川内知 代表取締役

株式会社ナレッジホールディングス 代表取締役CEO。19歳で起業し、通信・福祉・不動産・飲食など多業種の経営を経験。AIマーケティング支援「cofucoma」を立ち上げ、わずか8か月で月商54倍を達成、400社以上を支援。現在はAI×DX×SNS×補助金を組み合わせた独自システム「AXiY」で、全国の経営者の集客課題をワンストップで解決。DXマーケター/AXiY開発者/連続起業家。

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