LLMO対策の見積もり比較|契約前に確認したい5項目

LLMO対策の見積もりは、月額だけで比べないことが大切です。「どのページを直すか」「何を納品するか」「成果をどう確かめるか」を、同じ条件にそろえて比較しましょう。
「AI検索への対応を提案されたが、何が違うのか分からない」。そんな担当者に向けた記事です。複数社の提案を、社内で説明できる形に整理します。
LLMOは、AIに自社の情報を理解・参照してもらうための取り組みです。AIOもAI検索への対応という意味で使われます。ただし、呼び名だけでは作業範囲が分かりません。契約前には、実際の作業と確認方法を見ます。
まず「相談を増やしたいサービス」を決める
最初に決めたいのは、増やしたい記事数ではありません。どのサービスについて、誰から相談を受けたいかです。ここが曖昧だと、報告の数字が伸びても商談との関係を判断できません。
例えば、法人向けサービスなら、導入条件や対応範囲が比較されます。一方、店舗なら、地域や予約方法も重要です。そこで、依頼時には次の3点を伝えます。
- 相談を増やしたいサービスと、その案内ページ
- お客様からよく聞かれる質問
- 問い合わせや予約など、最終的に増やしたい行動
まだ検索キーワードが決まっていなくても構いません。まず事業上の目的を共有し、調査や企画が見積もりに含まれるか確認しましょう。
LLMO対策の見積もりで確認したい5項目

1.対象ページは、どこまで含まれるか
まず、トップページだけの診断か、サービスページまで直すのかを確認します。「サイト全体を最適化」という表現でも、調査だけの場合があります。修正対象のURLを一覧にしてもらうと明確です。
さらに、新規記事と既存記事の改善を分けます。似た記事がすでにある場合は、追加より統合や加筆が適切なこともあります。重複確認を誰が行うかも質問しましょう。
2.提案だけか、実装まで含むか
次に、改善案の提出と、サイトへの反映を区別します。原稿作成、画像制作、WordPressへの入稿などを確認します。技術的な修正を自社の制作会社へ依頼するなら、その費用も別に必要です。
例えば「構造化データを整備」とあれば、対象と検証方法を聞きます。Googleは、AI機能のための専用マークアップを必要としていません。特別な設定の名称だけで、効果を判断しないことが大切です。詳しくはGoogleのAI機能に関する公式案内をご確認ください。
3.納品物と確認の担当者が決まっているか
また、何を受け取れば作業完了なのかも決めます。対象URL、修正内容、公開前の原稿、実施記録などです。社内の誰が事実確認し、誰が公開を承認するかも整理します。
特に事例や実績を載せる場合は、数字の根拠が必要です。掲載許可を含め、確認に必要な期間を予定へ入れましょう。記事本数だけで納品を判断すると、この工程が抜けがちです。
4.AIでの表示と、問い合わせを分けて測るか
AIに社名が出た回数と、問い合わせ件数は別の指標です。まず、調査するAIサービスと質問文を決めます。確認日や条件も記録し、比較できる状態にします。
そのうえで、サイトへの訪問や問い合わせを見ます。AIの回答に出ても、クリックされるとは限りません。また、問い合わせのすべてをAI経由と判別できるわけでもありません。報告には、分かる範囲と分からない範囲を示してもらいます。
5.追加費用と契約終了後の扱いが明確か
最後に、修正回数や追加ページの扱いを確認します。最低契約期間、解約の連絡期限も見積もりと一緒に読みましょう。分からない項目は、契約前に書面で回答をもらいます。
さらに、作成した原稿や画像を継続利用できるか確認します。レポートの受け渡しや、利用ツールの終了後の扱いも対象です。金額が同じでも、残る成果物が違えば条件は同じではありません。
そのまま使える、提案比較の質問表
以下は、各社へ同じ条件で質問するための表です。「対応可能」という回答だけでなく、対象や納品物まで記入してもらいましょう。
| 比較する項目 | 確認する質問 |
|---|---|
| 対象 | 今回の費用で、どのURLを調査・修正しますか? |
| 作業 | 原稿作成、画像、入稿、公開後の確認まで含みますか? |
| 納品 | 毎月、何を受け取れますか? 内容の確認は誰が行いますか? |
| 測定 | AIでの表示と、訪問・問い合わせをどう分けて報告しますか? |
| 契約 | 追加料金と終了条件、成果物の利用条件を教えてください。 |
例えば、診断レポートだけの提案と、ページ修正まで含む提案があります。この2つを月額だけで比較すると、判断を誤りかねません。必要な作業をそろえ、自社側の工数も含めて考えます。
「必ずAIに載る」と言われたら、条件を確認する
Googleは、要件を満たしても掲載を保証していません。そのため、掲載保証を聞いた場合は、その言葉が指す範囲を確認します。どの質問、どのAI、どの期間で何を数えるのかが必要です。
例えば、自社名を質問に入れた場合と、一般的な相談で紹介された場合は意味が違います。結果画面だけでなく、入力した質問も見せてもらいましょう。これは提案内容を確かめるための確認です。
一方、成果がまだ出ていない時期も、実施内容は確認できます。修正ページ、変更理由、次の検証内容が示されているかを見ます。「様子を見ましょう」だけで終わらない報告が重要です。
よくある質問
一番安い見積もりを選んでもよいですか?
必要な範囲が含まれていれば、費用は大切な判断材料です。ただし、入稿や修正が別料金なら総額が変わります。まず、同じ作業範囲で比較しましょう。
今のSEO会社に依頼するか、別会社にするか迷います
まず、現在の契約と重なる作業を確認します。既存会社が担当する技術修正や記事制作を整理しましょう。そのうえで、不足する調査や改善を誰が担うか決めます。会社選びの基本はSEO会社の選び方の記事も参考になります。
何を依頼すべきか決まっていない方へ
ナレッジホールディングスへのご相談では、サイトURLと、増やしたい相談内容をお知らせください。「AI検索対策の提案を受けたが、必要な作業が分からない」という段階でも、現在の課題を整理するところからご相談いただけます。
その際は、分かる範囲で現在の取り組みも添えてください。他社の提案書を共有する場合は、秘密保持や共有条件をご確認ください。まずは資料を送らず、迷っている項目を文章で伝える形でも構いません。
参照:Google 検索セントラル「AI機能とウェブサイト」。確認日:2026年10月20日。比較表は当社が提案内容を整理するために作成したもので、Googleの公式評価基準ではありません。
