「検索される」から「選ばれる」時代へ ─ ブランディングとSEOの融合

SEOで集めた訪問を、会社への相談につなげるために
記事へのアクセスはあるのに、問い合わせが増えない。こんなときは、記事の検索順位だけでなく、読んだ人がサービスを検討できる情報まで進めるかを確認します。料金、対応できる内容、事例、相談後の流れが分からなければ、会社を選ぶ判断がしづらいままです。
ここでいうブランディングは、名前を広めるだけの話ではありません。記事やSNSで伝えている内容と、実際のサービスの説明をそろえ、「何を相談できる会社か」を分かるようにすることです。
クリックの変化は、自社のデータで確かめる
AIによる概要がある検索では、従来の検索結果へのクリックが少ないという調査があります。ただし、調査対象や比べ方が異なる数字をまとめて「どのサイトも30〜60%減る」とは言えません。
掲載されていたCTR調査の読み方
Ahrefsは30万キーワードを分析し、2025年3月の検索1位の平均CTRが、AIによる概要がないと仮定した推計より34.5%低いと報告しました。2025年12月データを使った追跡調査では約58%です。サイト全体のアクセスがその割合で減ったという数字ではありません。
https://ahrefs.com/blog/ja/ai-overviews-reduce-clicks/Pew Research Centerは米国成人900名、2025年3月の68,879件のGoogle検索を分析。通常の検索結果リンクをクリックした割合は、AI要約がある場合8%、ない場合15%でした。同じ検索で表示だけを変えた実験ではありません。
https://www.pewresearch.org/short-reads/2025/07/22/google-users-are-less-likely-to-click-on-links-when-an-ai-summary-appears-in-the-results/Seer Interactiveは42組織の3,119件の情報・教育系クエリを調査し、AIによる概要があるクエリのCTRが2024年6月から2025年9月に自然検索で61%、広告で68%低下したと報告しています。概要がないクエリも低下しており、すべてをAIだけの影響とは断定できません。以下は同調査の紹介記事です。
https://searchengineland.com/google-ai-overviews-drive-drop-organic-paid-ctr-464212自社ではSearch Consoleで、減ったページと検索語を確認します。表示回数が減ったのか、順位が変わったのか、表示されてもクリックされなくなったのかを分けると、調べる範囲を絞れます。流入が保たれているなら、次は問い合わせまでの案内を見ます。
サービスを選ぶための情報が、記事の先にあるか
料金と対応範囲を、具体的に書く
「柔軟に対応します」だけでは、何を頼めるか分かりません。月額に含む作業、別料金になる作業、対応地域や対象業種など、実際の条件を掲載します。料金が案件ごとに変わるなら、見積もりに必要な情報を案内してください。
事例は、成果だけでなく条件も示す
成果の数字には、対象期間と測った指標を添えます。電話ボタンのクリックを予約件数と呼ばず、複数の施策を行った事例では一つの施策だけの効果としないことが大切です。自社と似た条件かを判断できる説明にします。
相談した後の流れを伝える
「お問い合わせ」だけでなく、相談時に必要な情報、初回に確認すること、見積もりまでの流れを示します。すぐに依頼するか決められない人には、料金や事例を読む選択肢も残しましょう。
記事・SNS・広告で、違う約束をしない
広告には「すべて代行」とあるのに、サイトでは作業範囲が不明。SNSの料金が以前のまま。このような食い違いがあれば、記事を増やす前に直します。発信する場所ごとに担当者が違っても、サービス名、料金、提供条件は確認できる元資料を決めておくと更新しやすくなります。
外部メディアや業界サイトで紹介された場合も、掲載内容を確認します。名前の言及を増やせば必ず順位やAI推薦が上がるという仕組みではありません。読者が確かめられる実績や情報を用意し、間違いがあれば訂正を相談します。
会社名の検索も見るが、成果と同じにしない
会社名やサービス名を含む指名検索は、名前を知った人の動きを見る手がかりです。ただし、採用情報やログイン先を探す検索も含まれます。指名検索が増えただけで、購入意欲や信頼が高まったと判断しないようにします。
非指名の検索から新しく知ってもらう動き、指名検索、訪問、問い合わせを分けて見ます。問い合わせの件数に加え、依頼したい内容がサービスと合っていたかを確認すると、記事のテーマや案内を見直す材料になります。
店舗の場合は、マップとサイトの情報もそろえる
営業時間や所在地、予約先がGoogleビジネスプロフィールとサイトで食い違っていないかを確認します。入口の写真、料金、利用の条件など、来店前の疑問に答える情報を用意してください。口コミは実際に利用した方の自由な感想であり、好意的な内容や評価を指定するものではありません。
作業予定と、成果が出る時期を分ける
たとえば最初の3か月で料金や事例の説明を整理し、6か月までに発信内容と訪問後の動きを確認、1年を区切りに費用と問い合わせを振り返る計画は作れます。ただし、これは作業を区切る例です。6か月で流入が増える、1年で指名検索や問い合わせが安定するという保証ではありません。
記事数や更新回数を増やすこと自体を目標にせず、どこで読者が迷っているかを確認し、その情報から補っていきましょう。
アクセスはあるのに問い合わせが増えないときは
ナレッジホールディングスでは、SEO・MEO・LLMOとサイト上の案内を確認し、改善する順番を整理します。現在のアクセス状況と、どのようなお客様から相談を受けたいかをお知らせください。
独自システムAXiYによる最大300媒体への情報発信も支援しています。媒体数やDRの上昇だけを問い合わせの成果と同一視せず、施策の実施内容と事業上の結果を分けて確認します。
無料相談はこちら→