DRと検索順位の関係|調査データの読み方とアクセスが増えないときの確認点

DRと検索順位の関係|調査データの読み方とアクセスが増えないときの確認点
DRが上がったのに、検索からのアクセスや問い合わせが増えない。そんなときは、DRだけを見て原因を判断しないことが大切です。DRはAhrefsが算出する被リンクの強さの相対指標で、Googleの評価点そのものではありません。
この記事では、掲載していた調査の解釈を見直し、DRで分かることと、別に確認する必要があることを整理します。
「上位3位の96%が高DR」という説明を訂正します
以前の記事では、rankwithlinksの調査を「上位3位に入るサイトの96%が高DR」と紹介していました。出典を確認すると、対象は1,330サイトではなく1,330URLで、使われているのはSemrushのAuthority Scoreです。AhrefsのDRとは別の指標でした。
出典の題名にある96%と38%は相関を表す記述であり、「高DRのサイトが占める割合」「被リンク数だけ多いサイトが上位に入る割合」と読み替えることはできません。上位3位の群は40URLです。本記事では、以前の割合としての解釈を取り下げます。
確認した出典:rankwithlinks.com
DRは何を測る指標なのか
DRは0〜100の尺度で、他サイトと比べた被リンク構成の強さを示します。リンク元のドメイン数や強さなどから計算され、コンテンツの正確さ、問い合わせ数、Googleの順位を直接採点したものではありません。
Ahrefs自身も、DRはGoogleのランキング要因ではないと説明しています。競合の被リンク状況を比べる参考にはなりますが、スコアの上昇だけでSEO施策が成功したとは判断できません。
順位との相関は、効果の保証ではない
BacklinkoがAhrefsのデータを使って分析した1,180万件の検索結果では、DRと順位の相関が報告されています(2025年4月更新)。Ahrefsも218,713ドメインの分析で相関を示しています。ただし、DRだけを上げれば順位が上がると証明した実験ではありません。
また、44,589件を扱ったAhrefsの研究は、検索語句ごとの上位ページと被リンク指標を調べたものです。ページ内容や競争状況も異なるため、個々のサイトの成果を約束する数字ではありません。
「96.55%のページに流入がない」調査で分かること
Ahrefsの約140億ページの調査では、推定検索流入がゼロのページが96.55%でした。Ahrefsは、調査対象がウェブ全体を完全に代表せず、流入も推定値であると説明しています。
被リンクがない約2,000万ページのうち、月間1,000超の推定検索流入があるのは2,997ページ、約6,671ページに1ページという集計もあります。記事中で紹介された高DRの例を、該当する全ページが高DRだったという結果へ広げることはできません。
検索需要が少ないテーマや、検索している方の疑問に答えていないページでは、DRが高くても流入が伸びないことがあります。低DRだから内容を改善しても無駄、と考える必要もありません。
DRが上がってもアクセスが伸びないときの確認点
- 検索される題材か:Search Consoleの検索語句を見て、お客様の悩みに合ったページがあるか確認する。
- 必要なページが登録されているか:ページのインデックス状況、noindex、移転後のURLやリダイレクトを確認する。
- どこへのリンクが増えたか:トップページだけでなく、相談につながる記事やサービスページへ案内があるかを見る。
- 表示とクリックを分ける:検索順位・表示回数・クリック数をページごとに比較する。
- 問い合わせまで進めるか:料金や対応範囲を読み、連絡先を見つけられるかを確認する。
Googleのクロールはサーバーの状態やクロール需要などに左右されます。DRが低いという理由だけで登録されないと決めつけず、Search Consoleに出ている具体的な状況を調べます。
被リンク施策も、DRの数値だけを上げることを目的にしないようにしましょう。関係のある掲載先から、読者が必要とするページへ自然に案内されているかを確認し、アクセスと問い合わせを別に記録します。
DRの活用や評価改善でお悩みの方は、ナレッジホールディングスにご相談ください
DRが上がったのにアクセスが変わらない、記事は増えたのに問い合わせがないといった場合は、Search Consoleやサイトの内容を見ながらご相談ください。
被リンクの状況だけでなく、検索されるテーマ、公開ページの登録状況、内部リンク、相談までの案内を確認し、改善する順番を整理します。
ナレッジホールディングスでは、被リンク状況の診断と、記事・サイト構造の改善を支援しています。
調査したいページや、アクセスが変化した時期が分かる資料があれば、相談時にお知らせください。
ご相談・お問い合わせは無料です。お気軽にどうぞ。
